創業:西暦1550年頃、元祖糀入りいかの塩辛「株式会社美濃屋吉兵衛商店」
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第四十七回「株式会社美濃屋吉兵衛商店」創業:天文19年頃(西暦1550年頃)
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近江地方の豪族浅井家の一族であったと伝えられている「みのや吉兵衛」の元祖、初代吉兵衛が
琵琶湖の東一円に勢力を張っていた浅井一族の一人で、織田信長に敗れ去った際に近江から美濃へ移ったが
美濃もまた戦乱の迎えており外郎家をたよりに、平和に繁栄していた小田原に来住し天文19年頃(西暦1550年頃)に創業した
東海道五拾三次の宿場として栄えた小田原宿、その名物のひとつに挙げられる「みのや吉兵衛」の「いかの塩から」「梅干」
大漁となったイカを5代目吉兵衛が買い上げ、保存食して塩漬けにしたがたべられる味ではなく
途方に暮れていたところ、糀を入れたところ見事に発酵し、名物「糀入りいかの塩から」の誕生となった
明治時代には、御用達となり、昭和57年(西暦1982年)には、皇室献上品に選ばれた
「かまぼこ美濃」
「いかの塩から」
「梅干」
は、現在も献上されている
東海道小田原宿の中で、最もにぎやかだった筋違橋町にあった「みのや吉兵衛」、当時の掲げられていた看板が4枚現存している
その一つに、
「掛売りいたしませぬ」
がある
「みのや吉兵衛」に伝わる口上書きの一つで、掛売りを断る旨を明記しつつも
主人の判断によるとした上で、毎月返済は原則とする、但書きが続いている
また、伝統の味の継承と新たなビジネスにチャレンジし、併せて地域社会に貢献していく事を使命とし
「融合の実践」
「全てに前傾姿勢」
を掲げてる株式会社美濃屋吉兵衛商店
武士から商人への生業を得た小田原の地で、これからも伝統の技を継承し、旅人をもてなして頂きたい次第である
目指せ100年企業!第四十七回「株式会社美濃屋吉兵衛商店」
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