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創業:西暦885年、京沸具の本流「株式会社田中伊雅仏具店」

目指せ100年企業!老舗企業・長寿企業の秘訣を企業理念から学ぶ、企業理念研究所

第六回「株式会社田中伊雅仏具店」創業:仁和年間(西暦885~889年)

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時は平安京遷都により数多く寺院が建立された仁和年間(西暦885~889年)、創業以来70代にわたり多くの寺院へ至高の荘厳品を納め続けている

それが、京都府内の製造業で最古の歴史を持つ「株式会社田中伊雅仏具店」となります。

多くの廉価な仏具が代等する中で、1000年以上の歴史を刻む京沸具の本流

そこには、代々と受け継がれる

歴史に学ぶ「踏襲」の精神
時代に沿う「創造」の精神
未来に遺す「研鑽」の精神

を感じずにはいれません。

また、使命を「次の時代へ受け継ぐ」ことと明確に認識されていることが、長寿企業たる所以といえるのではないでしょうか?

ここにもまた、「創業者の想い」が受け継がれ「経営者の想い」と一本筋となっているように思えてなりません。

※もともとは「伊賀」と記していたが、この表記は天皇家ゆかりの者のみに許されるとされ、仁和寺の門跡より授けられた「伊雅」に改めている

目指せ100年企業!第六回「株式会社田中伊雅仏具店」
http://www.ho-shi.co.jp/

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創業:西暦718年、粟津温泉の開祖「有限会社善吾楼」

目指せ100年企業!第五回「有限会社善吾楼」

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時は和銅3年(西暦710年)の平城京遷都に遡り、奈良の都を中心に仏教が興隆する中、多くの名僧が人跡未踏の高い山に登り、厳しい修行を積んで仙人の術を会得する山岳仏教も興っていた。

その名僧のひとりに越前国に生まれた泰澄大師が、養老元年(西暦717年)に五智の樵夫 笹切源五郎の道案内により、白山山頂で荒行を始められた。

それからおよそ1年後つまり養老2年(西暦718年)のある夜、白山大権現が泰澄大師の夢枕に立たれて、

『この白山のふもとから山川を越えて五、六里行ったところに粟津という村があり、そこには薬師如来の慈悲による霊験あらたかな温泉がある。しかしながら、まだ、だれ一人として地中深くに隠れたその霊泉のことを知らぬ。お前は、ご苦労ではあるが山を下りて粟津村へ行き、村人と力を合わせて温泉を掘り出し、末永く人びとのために役立てるがよい』

と仰られたそうです。

すぐさま、神のお告げに従い粟津へ赴いた泰澄大師は、村人の協力によって霊泉を掘り当て、試しに病人を入浴させたところ、たちまち永患いが治りました。そこで、それまでずっと身近に仕えていた弟子の雅亮法師に命じて一軒の湯治宿を建てさせ、湯守りを任せられました。

この湯治宿を雅亮法師が湯守りされたことから、「法師」と呼ばれるようになり以後1300余年46代と伝承される温泉宿の歴史が始まったとされています。

「法師」では2代目から現46代目に至るまで、代々の当主は「法師善五郎」を襲名し、これに因んで旅館の正式名称は「善吾楼」としている。

長く深い歴史は、歴代善五郎・こころおぼえとして当時の出来事とともに遺されており、その時勢を知ることが出来る。

このように湯治宿を起源とし、白山信仰への禊の湯でもある「法師」のおもてなしは、「一期一会」

ここにもまた、受け継がれる伝統と格式(企業理念)、時の流れに即するもてなし(経営理念)が伺えます。

目指せ100年企業!第五回「有限会社善吾楼」
http://www.ho-shi.co.jp/

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創業:西暦717年、城崎温泉の開祖「株式会社古まん」

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第四回「株式会社古まん」創業:養老元年(西暦717年)

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城崎温泉の誕生は、和銅元年(西暦708年)、城崎の住人 日生下権守さんが、夢のお告げで四所神社を建てたことに始まります。

その後、養老元年(西暦717年)、道智上人さんがこの地を訪れ、四所明神の神託を受けて千日の修行の末、まんだら湯を湧出させた、と記しているのが現存する「温泉寺縁起帳」です。

この時、道智上人さんが滞在した屋敷は「まんだら屋敷」つまり「古まん」の前進であり、その後代々に受け継がれる「曼陀羅記」と「日生下氏家宝旧記」その名を記されることになっています。

およそ1300年前、この出来事が城崎温泉の誕生物語だったこととなります。

その後、まんだら屋敷から曼荼羅屋、古曼荼羅屋へ、そして古まんと名を変え今現在に至っています。

そして先述の「曼荼羅記」の著者となる室町時代の日生下清彦さんを初代とし、現館主、日生下民夫さんを第二十二代としている。

明治時代まで「日生下氏」は一子相伝とされており、謎に包まれる部分も多い

そんな中、敢えて理念・家訓とするならば、脈々と受け継がれた心尽くしとして

「癒」

になるのかもしれない。

やはり、自ら現地を訪れ肌で

その想い

を感じなければならないようだ。

目指せ100年企業!第四回「株式会社古まん」
http://www.sennennoyu-koman.com/

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創業:西暦705年、世界で最も歴史のある旅館「甲州西山温泉慶雲館」

目指せ100年企業!第三回「有限会社西山温泉慶雲館」

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その昔、この地方に流浪した藤原真人が狩猟の途中、湯川のほとりにさしかかった時、岩の間より盛んに噴き出している熱湯を発見しました。

試しに入ってみると、神気爽快、四肢軽快、となり大変驚き、喜びました。

真人は険しい山に道を開き、湯つぼを造るなどし、諸村に「近隣に隠れた名湯あり」とまで伝えられるようになりました。

時は、文武天皇の慶雲2年(西暦705年)3月、これが、西山温泉の起源と伝えられています。

そして、天平宝字2年(西暦758年)には、孝謙天皇が京の都よりはるばる慶雲館にご入湯され、二十日余りですっかりご全快されたとも云われています。

その後も、武田信玄公や徳川家康公など、数々の都人や、数多くの名将が訪れたとも伝えられます。

歴史を重ね、時の洗礼を受けつつ、訪れる人を迎える「もてなしの心」「日本の和の心」

それは、現在に「慶雲館のおもてなし」として受け継がれています。

・「お帰りなさい」の気持ちを込めて、笑顔のお出迎え。

・時を忘れてのんびりと・・・、ゆっくりとしたご接待。

・板前の想いがお客様にお伝えできるよう、冷たい物は冷たく、温かいものは温かく、一品一品真心を込めてご提供します。

・山里の朝食を、爽やかなお目覚めと共に。

・「また来るよ」と、お客様に頂くお言葉が、私達の一番の喜びです。

深山幽谷にありつつも、訪れる人が尽きることのない西山の湯で、無念無想も沈思黙考もよしと感じずにはおれません。

目指せ100年企業!第三回「有限会社西山温泉慶雲館」

http://www.keiunkan.co.jp/

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創業:西暦587年の「池坊(現:財団法人池坊華道会)」

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第二回「財団法人池坊華道会」創業:用明天皇2年(西暦587年)

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目指せ100年企業!第二回「池坊」

池坊のはじまり、それは、四天王寺建立の用材を探し求め、聖徳太子は山城国愛宕郡を訪れた西暦587年に遡ります。

とある夜、「この地にとどまり人々の救済に当たりたい」と仏のお告げの夢を見られ、六角の御堂を建てられたのが紫雲山頂法寺の六角堂になります。

そして、この六角堂の北面の池のほとりに、小野妹子を始祖と伝える僧侶の住坊があったので「池坊」と呼ばれるようになりました。

朝夕宝前に花を供えてきた池坊が、いけばなの名手として知られるようになったのが「いけばな池坊」のはじまりとなります。

そんな池坊の基本理念

「和と美」

 

は、六角堂の開祖である聖徳太子の十七条憲法第一条「和をなによりも大切なものとし」に基づくもので、まさに創業以来受け継がれた理念といえます。

そして、1462年2月25日付の東福寺禅僧、雲泉太極の碧山日録の記録により

「春公招専慶挿花草於金瓶者 数十枝 落中好事者来競観之」※1

が、池坊中興の祖、池坊専慶が花をいけた歴史上の最古の記録となり、その後の家伝書「専応口伝」や「専栄伝書」により、いけばなが成立したとされています。

時代の変化に対応し、継承された

「心と技」

 

この積み重ねられた歴史を学ぶことで、「いけばな」「華道」が全く姿に写るのではないでしょうか?

目指せ100年企業!第二回「池坊」

http://www.ikenobo.jp/

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※1:春公の招きで、池坊専慶が金瓶に数十枝の花を挿したところ、洛中の好事者が競って見学した

創業:飛鳥時代第30代敏達天皇6年(西暦578年)で世界最古の企業「株式会社金剛組」

目指せ100年企業!老舗企業・長寿企業の秘訣を企業理念から学ぶ、企業理念研究所

第一回目「株式会社金剛組」創業:敏達天皇7年(西暦578年)

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聖徳太子の命を受けて、海のかなた百済の国から日本に招かれた三人の工匠のうちのひとり金剛重光氏が初代金剛組を立ち上げたのは遥か飛鳥時代に遡る西暦578年。

この時593年に創建されたのが、日本最初の官寺となる四天王寺(大阪市天王寺区)で、その後もこの地に留まり護りつづけました。

創業から今年で1435年を迎える世界最古の企業、金剛組と四天王寺の歴史を振り返りながら家訓(企業理念)を学んでみようと思います。

1576年、石山寺の戦いにて焼失

1597年、秀吉により多重塔が再建

1614年、大阪冬の陣にて焼失後に江戸幕府により再建

1868年、神仏分離令により試練の時代へ突入、宮大工として他の寺社へ進出

1932年、歴代初の女棟梁として第38代金剛よしえ氏が誕生

1934年、室戸台風で四天王寺五重塔が倒壊し再建の命

1955年、株式会社金剛組が誕生し第39代金剛利隆氏が経営の近代化

2006年、高松建設株式会社の出資を受け、新たに金剛組として再出発

2008年、株式会社高松コンストラクショングループの一員となり現在に至る

1435年の歴史を振り返るにはあまりにも省略していますが、ご覧になられた感想はいかがでしょうか?

もちろん、現代でいう「事業計画書」なるものは存在いたしませんし、まさか初代の金剛重光氏も第39代金剛利隆氏へ受け継がれるとは想定していなかったと思われます。

さらに、現存する企業理念に該当するものは、第32代金剛八郎喜定氏が遺した「遺言書」になります。

「職家心得の事」(抜粋)で以下のように記しています。

・お寺お宮の仕事を一生懸命やれ

・大酒はつつしめ

・身分にすぎたことをするな

・人のためになることをせよ

とてもわかりやすく簡単だと思いませんか?

でもこのいわゆる4つの家訓、とても奥が深いんです。

ずっと受け継がれなければならない、となると抽象的でなければいけないが、抽象的過ぎてもいけない

わかりやすく表現すると

・本業一筋

・腹八分目

・身分相応

・社会貢献

こんな感じでしょうか?

だんだんと企業理念みたいになってきたと思いませんか?

ここに代々受け継がれる歴史の本質があるのではないかと感じます。

そして何より、一流の宮大工であり、一流の経営者でもあったと裏付けされているように思えてなりません。

目指せ100年企業!第一回目「株式会社金剛組」

http://www.kongogumi.co.jp/

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金剛家「職家心得之事」

一.儒仏神三教の考えをよく考えよ

一.主人の好みに従え

一.修行に励め

一.出すぎたことをするな

一.大酒は慎め

一.身分に過ぎたことはするな

一.人を敬い、言葉に気をつけよ

一.憐れみの心をかけろ

一.争ってはならない

一.人を軽んじて威張ってはならない

一.誰にでも丁寧に接しなさい

一.身分の差別をせず丁寧に対応せよ

一.私心なく正直に対応せよ

一.入札は廉価で正直な見積書を提出せよ

一.家名を大切に相続し、仏神に祈る信心を持て

一.先祖の命日は怠るな

企業理念研究所について

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生活総合研究所が考える、社長が孤独を感じる3つの瞬間

「経営判断」「資金繰り」「人財育成」です

このうち「人財育成」に多大な影響をもたらすのが「企業理念」となります

改めて「企業理念」と言葉にしてみると、とても堅苦しかったり、とても難しそうだったり、かなり大企業みたいだったりしますが、

企業理念とは、全ての事業家が必ずしも制定しています!

ただ、制定しているといっても成熟度合については、まちまちなので敷居が高く感じたり、当り前と感じたりするのです。

では、何故そうなってしまうのか?

「企業理念」とは?

色々な先人偉人賢人が、この「企業理念」を定義していますが、ここでは、

”創業者が策定した普遍的かつ根本的な考え方”

とします。

つまり、起業した段階で何らかの目的を持っている訳ですから必ずその時点で「起業理念」が存在したことになります。

では、何故、とても堅苦しかったり、とても難しそうだったり、かなり大企業みたいだったり、と感じてしまうのでしょうか?

その理由は、単純に意識や視点の違いがあるだけなんです。

起業を考えたその時から、当然ですが「誰に」「何を」「いくらで」売ったり買ったりすることを決めていたはずです。

最もシンプルな事業計画とは、

この人はこれをこれぐらいで買うだろう、売るだろう

あの人はあれをあれぐらいで買うだろう、売るだろう

その人はそれをそれぐらいで買うだろう、売るだろう

こんな感じだと思います。

この動機、つまり理由が、企業理念となるのです!

・儲けたい
・喜ばしたい
・社会貢献したい

自己中心的な理由から人類みな兄弟的な理由まで様々ですが、この理由こそ企業理念の源です

要するに、定義付けされているかいないか?だけのことです。

そこで、簡単に段階分類してみます
1.なんとなくこんな感じ
2.頭の中にはあるんだけど見える化してない
3.しっかり見える化(明文化)してるが掲示してない
4.見える化してるし朝礼で読ませてる
5.見える化もし社員全員で共有化してる

つまり1~3の方にとっては、「企業理念」が、とても堅苦しかったり、とても難しそうだったり、かなり大企業みたいだったり、と感じてしまう可能性が高くなります。

逆に4~5の方にとっては、常日頃から目にし、耳にし、口にしているので、慣れ親しんだものとなっているはずです。

ただ、今回は敢えてその境界線を1~4と5にしたいと考えています。

1950年代から急速に導入された「社是・社訓」が何故、必要だったのか?

そして、事後検証となりますが長寿企業が如何にして、変化する時代の流れに乗って歩んできたのか?

「企業理念」「経営理念」「社是」「社訓」「使命」「展望」といった面から、一緒に学んで頂ければ幸いと感じます。

是非お付き合い下さいますようお願い申し上げます。

安心創造企業 生活総合研究所株式会社
代表取締役 宮平浩示

資産運用セミナーまとめ

最近の挨拶『毎度ぉ~、円安と円高どっち派?』が定着している生活総合研究所株式会社の宮平浩示です

先週の土曜日にお邪魔したセミナー『初心者のための資産運用』の備忘録として取り纏めいたします

今回の講師は、株式会社フォーユーの矢野裕詞先生

相続税改正の勉強会でご一緒させて頂いた際に、これからの資産構築について貴重な意見を賜った、いわば師匠のような存在です

お題が『資産運用』ですから当然に内容は『投資』についてとなります

しかしながら、現状把握→問題提起→解消提案→投資実行の流れは、やはり登壇される方の立場や視点により大きく異なります

基本的なところでは、

期間:短期、中期、長期
危険:小、中、大
利益:小、中、大

を組合せ、その目的を達する為に、必要な運用を行うのが投資ですが人柄が滲み出るほどに分かり易い説明に初心者向けであることを忘れただただ頷くばかり

セミナーの詳細については著作権にも関わりますので、ここに記載出来ませんが、一点だけ伝えたい事があります

それは、長期に渡る過去実績の分析から多くの学びがある、ということです

リーマンショックにより、自分自身が多大な損失を出し、ほとんど全ての資産を失って学んだ事

東北大震災により、多大な損失を出した人々、そして多大な損失を受けた企業

それでも、視点が変われば好機は常に巡っているといえます

ただし、この好機は誰もが何時でも何処でも掴むことが出来る訳ではありません

現金等の流動資産をお持ちの方はさほど準備を必要としません

逆に

現金等の流動資産をお持ちでない方は何らかの準備が必要です

短期的な視点、長期的な視点、様々な局面で好機は巡っています

このような情報は、資金繰りに問題を抱えておられる社長には是非ともご活用頂きたい次第です

限りある経営資源と、必要な情報を上手に組合せ、最大限の事業運営に達しましょう

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  • 2013年3月8日
  • By LRI-Magazine
  • FP豆知識Vol.070『中小企業倒産防止共済(経営セーフティ共済)の制度改正H23.10版』 はコメントを受け付けていません
  • in FP・コンサル豆知識

FP豆知識Vol.070『中小企業倒産防止共済(経営セーフティ共済)の制度改正H23.10版』

おはようございます、花粉が原因なのか、大気汚染が原因なのか、はたまた黄砂が原因なのか、副鼻腔炎から耳下腺炎と唾液腺炎を併発している生活総合研究所株式会社の宮平浩示です。

すこし時間軸を遡ることになりますが、平成23年10月1日(2011.10.01)より施行された「中小企業倒産防止共済法の一部を改正する法律」に伴い、中小企業倒産防止共済(経営セーフティ共済)の制度が改正されています。既に周知のことと判断し取り上げていなかったのですが、ここ最近にお逢いした役員の方があまりご存じでなかったので備忘録的に取り纏めてみることにします。

「中小企業倒産防止共済法の一部を改正する法律」


■制度改正の内容
・共済金の貸付限度額が『3,200万円』から『8,000万円』に引き上げられました。
・掛金の積立限度額が『320万円』から『800万円』に引き上げられました。
・掛金月額の上限額が『8万円』から『20万円』に引き上げられました。
・共済事由に「私的整理」が追加されました。
・償還期間が貸付額に応じて設定されました。
・早期償還手当金が創設されました。
・前納減額金の受取り方法が掛金口座への振込みになりました。
・加入時の申込金が不要になりました。
・一時貸付金の貸付限度額が760万円に引き上げられました。

やはり目玉となるのは、積立限度額が倍以上となる800万円に引き上げられると同時に貸付限度額が8000万円になったことといえます。また、事由に私的整理が追加されたことにより適用条件が広がったとこも相まって規模にもよりますが中小企業にとって大きな保険的な存在になったのではないかと考えます。
また、以前の記事にも買いていますが、掛金は損金算入できますので、240万円/年の損金を創出することが可能なのも、利益処分のひとつの方法として利用できます。
まだ、この制度をご存じない方は是非とも知っておいて下さい。

■加入窓口
・会員(組合員)となっている商工会、商工会議所、中小企業団体中央会、中小企業の組合などの「委託団体」
・融資取引等のある「金融機関」の本支店

■パンフレット
経営セーフティ共済パンフレット(PDF)

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  • 2013年2月9日
  • By LRI-Magazine
  • 言葉の余分三兄弟 はコメントを受け付けていません
  • in FP・コンサル

言葉の余分三兄弟

不惑の歳に突入し改めて日本語の難しさに打ちのめされている、生活総合研究所株式会社の宮平浩示です。

ご自宅のリフォーム工事でご縁を頂いたクライアントから家具をコーディネートして欲しいとの依頼で家具屋さんへ行ってきました。

今回は寝室のテレビ台周りを勝手良くしたいとの要望なのでさほど予算も高くない。

それでも資産家の独居老人なので、その他の内装とのバランスは見なければなりません。

まずは、泣く子も黙るニトリさんとIKEAさんで目ぼしい商品を探してみるもしっくりと来ない。

そこで国産天然木家具を扱う某店へ移動してみた。

当然とも言うべき価格の違いに少し戸惑いながらも、せっかく来たのだからと全ての商品を見て回る

価格の差異は、ニトリさんやIKEAさんに比べると2倍から5倍といったところでしょうか?

店内をウロウロしていると、にわかに信じ難い11340円のプライスタグを発見!

思わす

「安っ!」

と思いましたが、実はこれ天板を傷から守る為の、透明マットのお値段でした。

事務机ではお馴染みのグリーンクロスとセットなんかになっている透明のゴムマットのお値段でした。

それが判れば今度は逆に

「高っ!」

人間の感性なんてホントに適当な判断基準に委ねられていると改めて自覚しました。

さらに店内をウロウロしている内に、商談も大詰めを通り越し最後のクロージング真っ只中の老夫婦と店員の会話が耳に飛び込んできた。

老夫婦:でわこちらとこちらでお願いします。

店員:有難うございます、合わせておいくら何万円です。

と極々一般的な会話が交わされる中で、

店員:会社に言われてるので、一応説明しますが、ほにゃららほにゃらら

えっ!?何、そのスーパーナチュラルに使用された接頭語のような下りは?

先ほど、僕が見て「安っ!」から1.5秒後には「高っ!」に貨幣的価値が著しく変動した透明マットのセールスだったのです。

当然、その結果はいうまでもなく不成立でした。

確かに気持ちよく勧められても、外観を大きく損なうので不要の一物。

まさか、今の日本では天板を保護しなければ傷が付く説明を怠った為に、消費者から販売店が訴えられるまでにアメリカナイズしてしまったのだろうか?

そして、この某店はそんな猛獣クレーマーとも言うべき消費者から訴えられた被害者第一号だったのだろうか?

と深読みしすぎる懸念を抱いてしまいました。

いい加減な言動で大変恐縮ですが、まぁたぶんそんなことはないでしょう。

でわ何故、あのような接頭語がすらすらと発せられてしまうのか?

これはまさに、経営サイドと現場サイドの温度差だと思うんですね、残念なんですが…

しかも、この温度差によって誰も得をしてないのが問題なんです。

もっと突っ込めば、損をしているのは現場サイドというよりむしろ経営サイドなんですね。

今回の透明マットで、さすがに売上??%アップみたいな販売戦略は厳しいかも知れません。

ただ、経営サイドが現場サイドに、仕事をやらしてる感満載とも感じる今回の発言

もし現場サイドが、大切なお客様に販売した家具が万が一にも傷が付かないようにと心底思って説明をしていたら?

そんな僕の口癖は、「そうですね」謙虚に相槌を打ち続けれるようにしたいと思っていますが、まだまだ道半ばです。

言葉の余分三兄弟、誰の為に?を意識して気を付けなければと、改めて自問自答の機を頂きました。

追伸
モチベーション系のコンサルをされている方で、この企業にご興味をお持ちの方はご一報下さい、ひっそりと企業名を伝えます。笑

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