生命保険豆知識Vol.002『新生命保険募集人の教育制度』

■新・生命保険募集人の教育制度

2009年4月より順次実施が予定されているのが生命保険募集人の新しい教育制度です。大きな目的は消費者保護や法令改正を受けてお客様重視(顧客満足・カスタマーサティスファクション)と法令等遵守(コンプライアンス)となります。

その具体的な内容は業界の共通教育課程である一般課程→専門課程→変額保険販売資格→応用課程→大学課程が改訂され上記の目的の教育を充実させることになります。また新たに継続教育制度が導入され継続・反復的に教育を受けることとなります。

その内容としては
・コンプライアンスの概念・重要性、および、募集人が遵守すべき法令等の概要
・嘘偽の説明・重要事項の不説明等、法令上の禁止行為の概要
・募集人が適正な保険募集を行うために必要な法令等の知識および実践のための知識
・保険金・給付金の支払いを含めた契約後のアフターサービスに関する知識
・募集代理店における保険募集に関するルール
・銀行等における保険募集に関するルール

となっており、募集人登録を行っている全生命保険募集人を対象とするのですが、是非とも実のあるものとして欲しいところです。特にご注意いただきたいのがほとんどクライアントの要望・状況を把握せずに『いい商品が出ました』や『この商品がぴったりです』といった勧誘はおおよそ、保険会社や募集人にとってイイ商品である可能性が高い場合が多いです。本日、またもや大型倒産の報道がありました。大和生命保険株式会社が東京地裁に更生特例法の適用を申請し保全命令を受けました。

負債は約2,695億円・・

現在の情勢は残念ながら、[w]世界大恐慌[/w]以来の世界的金融危機に包まれております。弊社の生命保険のページでも記載しておりますが、個人様・法人様にとって大きな支払いとなるのが生命保険です。『わからない』や『まかせるわ』と目を背けるのではなく今一度、お手元の保険証券を手に取りご確認下さいませ。

■社団法人生命保険協会
http://www.seiho.or.jp/

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