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FP豆知識Vol.071『特別受益の持戻免除の意思表示』

FP豆知識Vol.071『特別受益の持戻免除の意思表示』

いよいよ平成27年改正相続税法が施行され10ヶ月目となりました。

このブログの読者の方は、既にご承知の相続税の申告期限

『相続税の申告は被相続人が死亡したことを知った日の翌日から10か月以内』

つまり、改正相続税法の適用となる平成27年1月1日に亡くなった方の最短申告期限は11月1 日となります。

今回のテーマ、『特別受益の持戻免除の意思表示』は、この相続に関する民法のお話です。

 

通常の相続では、共同相続人(もらう人達)のうちに、被相続人(あげる人)から遺贈や生前贈与により財産を受けている者があるときは、その価額を加えたものを相続財産とみなします。

つまり、被相続人(あげる人)の財産が10あって、2を共同相続人(もらう人達)の誰にかに遺贈や生前贈与(あげる)していた場合、相続発生時には、残っていた財産8と先にあげていた財産2を足した10を相続財産とみなされるのが本筋になります。

これを、『特別受益の持戻し』といいます。

 

逆に、被相続人(あげる人)の財産が10あって、2を共同相続人(もらう人達)の誰にかに遺贈や生前贈与(あげる)していた場合、相続発生時には、残っていた財産8だけを相続財産とみなすのが、『特別受益の持戻免除』となります。

 

ただし、共同相続人の実質的衡平の観点から合理的理由の有無や、遺留分に抵触しないかなど一定の要件があるものの、相続を争族にさせない相続対策のひとつとして、適用することが可能な制度となります。

 

具体的な特別受益の持戻免除の方法としては、
①遺贈の場合は、遺言によって行い
②生前贈与の場合は、特段の方法はなく明示でも黙示でも可能となります

ただ、いずれの場合にしろ、安全に財産を受渡しを行うために、その他の共同相続人(もらう人達)から「物言い」がつくことがないようにしなければなりません。

 

『特別受益の持戻免除』の制度を利用される際は、弁護士等の専門家にご相談されることをお勧めいたします。

 

民法 第903条(特別受益者の相続分)
共同相続人中に、被相続人から、遺贈を受け、又は婚姻若しくは養子縁組のため若しくは生計の資本として贈与を受けた者があるときは、被相続人が相続開始の時において有した財産の価額にその贈与の価額を加えたものを相続財産とみなし、前三条の規定により算定した相続分の中からその遺贈又は贈与の価額を控除した残額をもってその者の相続分とする。
遺贈又は贈与の価額が、相続分の価額に等しく、又はこれを超えるときは、受遺者又は受贈者は、その相続分を受けることができない。
被相続人が前二項の規定と異なった意思を表示したときは、その意思表示は、遺留分に関する規定に違反しない範囲内で、その効力を有する。



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    • 2015年3月12日
    • By LRI-Magazine
    • 【近未来予測力】を鍛える はコメントを受け付けていません
    • in FP・コンサル

    【近未来予測力】を鍛える

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    『近未来予測力』

    この言葉を、貴方は目にしたことがあるだろうか?

    気象や金融の分野では極々稀に使用されているが、その他の分野ではさほど目にすることはない。

    その反面、この言葉の意味はむしろ容易に推測することが出来るはずである。

     

    そう、10分後、30分後、1時間後、午後、夕方、今夜などまさに近未来を予測する力、それが

    『近未来予測力』

    では、この欣未来予測力を鍛えるとは一体どういうことか?

     

    例え1、午前の仕事を終えランチに馴染みの洋食屋へ行くとしよう。

    もちろん日替わりランチ以外に関しては、ほぼ全てのメニューを制覇している。

    ①店に到着前に、注文するメニューを決める
    ②店に到着後に、日替わりランチを確認し、注文するメニューを決める
    ③店に到着後に、あたかも初めて訪れる店のように、注文するメニューを考える

    貴方は、上記の①から③のどれに該当するだろう?
    日本人的な感覚では、多くの人が①と答えるのではないだろうか?

     

    例え2、週末に季節を先取りする洋服を買いに行くとしよう。

    もちろん雑誌やインターネットで、事前に流行などの情報を入手している。

    ①店に到着前に、おおよそのコーディネートを決める
    ②店に到着後に、在庫を確認し、おおよそ予定したコーディネートで決める
    ③店に到着後に、在庫を確認し、初めてコーディネートを考える

    今回の貴方は、上記の①から③のどれに該当するだろう?
    前回ほど、明確に多くの人が③と答えれなかったのではないだろうか?

     

    例え3、次の長期休暇に旅行に行くとしよう。

    もちろん行き先を決め、事前に宿泊先などの手配は完了している。

    ①現地に到着前に、全て取り決めた行程で行動する
    ②現地に到着後に、天候等を加味し、おおよそ取り決めた行程で行動する
    ③現地に到着後に、天候等を加味し、初めて考えた行程で行動する

    今回の貴方は、上記の①から③のどれに該当するだろう?
    さらに前回ほど、明確に多くの人が③と答えなかったのではないだろうか?

     

    共通しているのは、上記の例え1〜3は、全てにおいて選択肢が自分の手中にある点である。
    もちろん、全てにおいて事前に決定しなければならない訳ではないが、決定しておくことが出来る。

    この条件下において、『事前に決定しない』という選択をするのは何ら問題はないのだが、

    『事前に決定する』という選択に気付いていない場合はどうだろうか?

    つまり、来るべき近未来を全く以て予測できていない状態はどうだろうか?

     

    これが、『近未来予測力』

    この段階で、「こんな事ぐらい誰でも出来る」と感じた貴方!
    実は非常に優秀な能力を持ち合わせていることに気付いていただきたい。

    実は、この近未来予測力を持ち合わせている人は決して多くない、地球規模で言えばむしろ少ないと言える。

    言い換えれば、多くの人が物事に直面するまで準備や行動をしないのである。

     

    これをビジネスの局面で例えると、

    ①取引先へ訪問する前にプレゼン資料を準備する
    ②迎える工程の材料を事前に手配する
    ③会議で焦点となる議題の情報を事前に収集する
    ④商談の際に顧客から受ける質問を予想する
    ⑤売上目標を達成する為に活動手法を決定する

    などとなる。

    そして、上記の①から⑤が例え1のランチ選択の延長線にあることを理解いただけただろうか?

     

    近未来予測は、大別すると二つになる。
    一つ目は、その選択が自分自身の手中にある場合
    二つ目は、その選択が自分自身の手中にない場合(外的要因に左右される)

    二つ目の場合は、事前準備に加えて停止条件に基づく危機回避が必要になり、やや技術的な想定が必要となる。
    だが一つ目の場合は、選択の全部もしくはそのほとんどが自分自身の手中にあり、自己の管理下でその選択を成就することが容易に可能となる。

     

    さらに、この『近未来予測力を鍛える』が欠如した場合にどうなるのかについて触れておこう。

    ここ最近で発生している事件を思い浮かべていただきたい。

    逮捕後の犯人から発する言葉

    『殺すつもりはなかった』

    そして、その後に

    『今は、後悔している』

    このような、発言を耳にすることが増えている。

    もちろん、多くの方が

    『少し考えればわかるだろう』

    と感じるに違いない。

    まさに

    ・覆水盆に返らず
    ・後悔先に立たず

    だが、近未来予測力が欠如すると、このような事態が日常的に発生してしまう。

    危険である、非常に危険である。

    「後先を考えない」(考える能力はある)

    ではなく

    「後先を考えれない」(考える能力がない)

    のだ。

     

    ビジネスの局面では、管理者が
    プライベートの局面では、大人が

    弱者に対し、「近未来予測力」の体得を促す必要性を感じて頂けただろうか?

    社会的な混乱を招きかねない「近未来予測力」の欠如を是非、阻止していただきたい。

     

    最後に、『近未来予測力を鍛える』とは、

    予測可能な近い将来を事前に自己の判断で選択する訓練を繰返し実施することである。

    • 2015年1月29日
    • By LRI-Magazine
    • 自己紹介から考える価値向上【後編】〜 Self‐introduction for Branding Vol.2〜 はコメントを受け付けていません
    • in FP・コンサル

    自己紹介から考える価値向上【後編】〜 Self‐introduction for Branding Vol.2〜

    前回に引き続き、『自己紹介から考える価値向上【後編】〜Self‐introduction for Branding Vol.2〜』です。

    前編をご覧になられていない経営者の貴方は、『自己紹介から考える価値向上【前編】〜Self‐introduction for Branding Vol.1〜』からご覧下さい。

    下記の六段階のうち、前編では下記の①から③について触れてきましたが、後編では④から始めます。

    ①企業理念等の作成
    ②企業理念等の共有
    ③事業概要の作成
    ④営業資料の作成
    ⑤紹介文例の作成
    ⑥名刺の作成

    ④営業資料の作成

    事業概要の作成が完了したところで、いよいよ営業資料の作成となります。
    もちろん、企業理念等から事業概要までの一貫性を保たなければなりません。

    そして、事業概要の作成で明確となった、5W2Hをより強調しつつ明文化すれば、企業理念等が非常に反映された営業資料が完成します。

    ■場面
    When:いつ
    Where:どこで
    Who:だれが
    ■行動
    What:なにを
    How:どうする
    ■理由
    Why:なぜ
    How much:いくらで

    ここで具体的なイメージを脳に浮かべてみましょう。
    そうですね、週末の家電量販店の新聞折込広告を想像してください。

    今週末の10時、◯◯店で、◯◯デンキが、暖房器具の、セールを行う。来週の寒波に備えて、19,800円です。

    これが5W2Hの基本的な、文例となります。

    そして、この家電量販店の企業理念等が、『地域の皆さまに、家電で快適な生活提案を行う』であった場合、一貫性が保たれていることになります。

    同様に、企業や商品を象徴するような図案化・記号化したロゴタイプ・ロゴマークの作成にも5W2Hは転用できる手法です。

    ⑤紹介文例の作成

    紹介文例の作成となりますが、いよいよ今回のテーマとなる『自己紹介から考える価値向上』の琴線に触れてゆきます。

    すでに、この段階で営業資料の作成が完了し、営業マンはもとい社員全員は一丸となって営業活動に専念できる環境が整ったはずです。

    しかしながら、もう一歩踏み込んで準備しなければならない、それが、紹介文例の作成なのです。

    飛込営業や紹介営業で、日本の慣習では必ずと言っていいほど初めてお逢いする方に、《名刺交換》が介在します。

    この名刺交換の時間をご存知でしょうか?

    その時間は、

    3〜10秒

    最大となる10秒間を話せたと仮定して、文字数にすると

    50から60文字

    となります。この50から60文字で、自社の商品・サービスや自分自身を最大限に伝達し、先方の心をグリップすることが必要となるのが名刺交換の隠れたる要件であり、紹介文例の作成の第一段階となります。

    そして、この50から60文字を乗り越えた後に迎えるのが、

    60秒

    で同様に文字数にすると

    300から360文字

    となり、より詳しくでありながら、より簡潔に伝えなければならない第二段階となるのです。

    更に、この最初の数秒間、数分間は、

    『印象形成や記憶形成における黄金時間』

    と脳科学者として有名な茂木健一郎先生も仰られています。

    つまり、紹介文例の作成とは、『50から60文字』と『300から360文字』の最低限2つの文例を準備しておくこととなるのです。

    ⑥名刺の作成

    紹介文例の作成を終えた、経営者の貴方!

    すでにお気付きでしょうが、この段階となって初めて貴方の会社の名刺の作成が可能となりました。
    つまり、紹介文例の作成で考えに考えぬいた50から60文字の文例もしくは、そのキーワードの羅列が名刺に記載すべきそのものとなるのです。

    今ご使用の名刺と、今回の『自己紹介から考える価値向上〜Self‐introduction for Branding〜』を実施して辿り着いた名刺は、果たして同じものになりましたでしょうか?

    もし、全く違った名刺をご使用の場合は、ぜひ今回のプロセスを実施し新たな名刺を世に誕生させてみてください。

     

    万が一、自社で今回のプロセスを実施することが出来ず、想い半ばで立ち止まってしまった場合は、いつでもお気軽に生活総研へお申し付けください。

    最後までお読み頂いた貴方のご多幸と企業の繁栄を心より祈念いたします。


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    自己紹介から考える価値向上【前編】〜 Self‐introduction for Branding Vol.1〜

    大寒を過ぎ、気温の低い日が続いていますが、体調管理は万全ですか?
    年始よりインフルエンザも猛威を奮っていますので、くれぐれもご自愛ください。

    今回は、『自己紹介から考える価値向上【前編】〜Self‐introduction for Branding Vol.1〜』です。

    わかるようでわからない抽象的なお題ですので、少しずつ噛み砕いていきます。

    まず、経営者の貴方にご質問です。

    『御社では、企業理念・経営理念を作成し、社内で共有されていますか?』

    この質問に対して、

    『いいえ』と答えられた経営者の貴方は、下記の①よりお進み下さい。
    『はい』と答えられた経営者の貴方は、下記の④よりお進み下さい。

    まず、表題について考案するにあたり、下記の六段階から落とし込んでみるとしよう。

    ①企業理念等の作成
    ②企業理念等の共有
    ③事業概要の作成
    ④営業資料の作成
    ⑤紹介文例の作成
    ⑥名刺の作成

    ①企業理念等の作成

    『企業理念』とは、企業や組織の目的や存在意義を端的にまとめたもので、大前提として生活総研では下記のように定義づけている。

    ・企業理念⇒企業の目的や存在意義で、最も大切にする根本的な考え方
    ・経営理念⇒経営を行う上で、最も大切にする根本的な考え方
    ・社是・社訓⇒企業の行動規範を示し、企業倫理の根幹となる考え方
    ・展望⇒企業の将来における構想や未来像(ビジョン)
    ・使命⇒企業の果たすべき役割(ミッション)
    ※経営理念を基本理念・行動理念・企業理念の三部構成とする考え方もある。

    では、なぜ企業理念等が必要なのかについて触れておくことにしよう。

    例えば、家族旅行を計画したとしよう、その時、貴方はミステリーツアーでもない限り、日程や行き先、宿泊先などさまざまな工程について吟味されるのが、一般的であろう。
    その計画は、短ければ日帰りかもしれない、長ければ数日や数週間に渡るかもしれないが、いずれにしろおおよその工程を事前に計画決定しているだろう。

    企業経営を、この家族旅行に置き換えるとどうだろうか?最終日の設定をせず長期に渡る計画となる企業経営において、工程について何も設定せずに始動することに、違和感はないのだろうか?

    つまり事業を開始するにあたり、企業規模の大小に拘らず、企業経営において『企業理念等』の作成は必須要件のひとつであることをご理解いただけただろうか。

     

    ②企業理念等の共有

    紆余曲折を経て、作成した企業理念等だが、もちろんこれは後生大事に箪笥の奥へしまっておくものではない。
    当然に作成した経営者である貴方が、手帳や買いたり額縁に入れて掲示するなど、常に肌身離さず身辺に携帯しておくべきだろう。
    そして、もう一つ重要なのは企業内における社員全員で共有することである。

    先述の家族旅行の例を思い出して欲しい。社員旅行に向かう際に、日程(期間)や行き先(目的)などの工程(計画)を知らずして社員がまとまって、行動するのは不可能とは言わないが、決して賢明な選択とはいえない。

    つまり、企業理念等は、経営者だけでなく社員全員とも共有しなければならないのである。

     

    ③事業概要の作成

    そして、経営者と社員全員が企業理念等を共有し、事業概要を作成することが容易となっていることにお気付きだろうか。

    というのは、5W2H「いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)、どのくらい(How much)」の7つの要素をまとめるに当たり、そのキーワードが既に明確になっているからである。

    つまり、企業理念等から事業概要については、常に一貫性を伴っていなければならないということになる。

    この文末までお付合いいただいた経営者の貴方、現状に経営課題を抱えておられるのであれば、今一度、上記を実施してみてはいかがだろうか。

     

    『自己紹介から考える価値向上【後編】〜Self‐introduction for Branding Vol.2〜』へつづく


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    【アベノミクスは大成功】

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    2014年11月18日の午前

    日本に、衝撃が走りました。

    多くの人々がプラス成長と予想していた

    GDP速報値が、一転してマイナス1.6%

     

    この報道を耳にして、分かれる反応

    その①→これはまずい

    その②→よくわからない

    その③→関係ない

    さて、このブログの読者は上記①〜③のどれに当てはまるだろう?(質問1)

     

    そして、この発表を耳にするや否や

    アベノミクス失敗の報道を加速させるマスコミ

    果たしてアベノミクスは本当に失敗なのだろうか?(質問2)

     

    表題にも記した通り、わたくし個人にとって

    アベノミクス(2012.11〜)は大成功である。

    しかしその恩恵の極々一部を享受したに過ぎない。

    そして再びここで問う、

    あなたはアベノミクスの恩恵を享受しましたか?(質問3)

     

    では、ここで本題に入るとしよう。

    わかりやすい指標として、

    2012年11月1日と

    2013年11月1日と

    2014年11月1日を

    比べてみたのが下記である。

     

    ■政策金利
    一昨年:0.10%
    昨年:0.10%
    今年:0.10%

    ■日経平均株価
    一昨年:8,946.87円
    昨年:14201.57円
    今年:16,862.47円

    ■為替(TTS)
    一昨年:80.90円
    昨年:99.23円
    今年:114.76円

     

    個別の施策はさておき、ご覧のとおり

    この730日で日本の経済情勢は激変している

    そして、さまざまな経済アナリストは言った

    『株価が上がれば景気は良くなる』

     

    実に、アベノミクスが発令された2012年11月

    を振り返れば、日経平均株価がおよそ倍になっている。

    にもかかわらず現実的に、国民のその多くが

    景気の上昇を体感するどころか、

    その極一部すら享受されていない。

     

    ところが、この享受されない恩恵の

    責任所在はどこにあるのだろうか?

    安倍政権?

    企業?

    国民?

     

    この責任の全てを安倍政権に求める

    のはあまりにも無責任である。

    日本の経済成長は平成初期のバブル期

    以前に既にピークを迎えている。

     

    つまりそれ以降は下降線を辿っているのである。

    となれば政権主導で出来ることは、

    景気回復ではなく、景気後退の遅延ともいえる。

     

    そしてその過程において企業や国民が

    これまでに経験したことのない

    新しいこの時流に見合った

    変化や進化をしなければならない

    のではないだろうか。

     

    文頭でお尋ねした質問

    (質問1)→①と答えた方、抜本的な変化・進化が必要です。

    (質問2)→失敗と答えた方、成功と答える方を観察してください。

    (質問3)→いいえと答えた方、はいと答える方を観察してください。

     

    そうつまり、企業が、国民が変わらなければならない

    すでにそんな局面を迎えていると同時に、

    すでにそんな局面に順応している企業や国民が

    居ることに少しでも早く気づかなければなりません。

     

    資本主義経済において、保障されているのは、

    自由は競争であって、未来永劫の安全ではありません。

     

    これまでは先人が培った経済基盤の

    恩恵で多くの方が不自由なく生きてきました。

    しかしながら今後はこれまで以上に

    二極化が進むと同時に労働集約層を

    中心に低所得者が増加します。

     

    少なくとも

    東京オリンピック開催までの間

    株価は上昇します

    円安は進行します

    インフレは加速します

    所得はインフレ内で上昇します

    結果、ますます家計は厳しくなります

     

    国内消費は伸び悩みます

    企業の業績は伸び悩みます

    失業率は上昇します

    結果、ますます税収は減少します

     

    これからの50年は

    これまでの50年の繰返しでは

    乗り越えることが出来ません。

     

    では、何をすべきか?

    その解決策の1つが外国人です。

    円安の進行は、外国人を日本へ招きます。

    もしくは日本製品の輸出が容易になります。

    つまり、国内で埋めることが出来なくなった

    消費を補ってもらわなくてはなりません。

     

    いまある業態を変化させることが困難であっても

    消費者を外国人にすることは不可能ですか?

     

    解散総選挙を控え、ある意味思惑どおりに

    進んでいるアベノミクス

    大成功と捉えるか?

    大失敗と捉えるか?

    その答えは、

    その恩恵を多いに享受する人々がいる以上

     

    貴方次第

     

    つまり

    自己責任

    であることをご留意いただきたい。

    【投資と消費】

    先日、ツイッターでご紹介した支出の種類

    ありとあらゆる支出があるものの、その実態は2種類しか存在しない。

    それが、

    『投資』

    『消費』

    のたった2種類しかない。

    通勤の切符代は、会社で働くための投資?それとも消費?
    昼食代は、健康を維持するための投資?それとも消費?
    夕刊代は、世間を情勢を知るための投資?それとも消費?
    交際費は、来るべき未来の取引への投資?それとも消費?

    真の投資もあれば、偽の投資もあり、

    真の消費もあれば、偽の投資もある

    本来、消費であっても、意識することで投資に変容させたり

    逆に、投資であっても、意識をしないことで消費に変容させることが可能となる。

    では、この概念と意識を経営者目線で考えた場合、どうなるだろうか?

    社員に支払う給料は、投資?それとも消費?

    もちろんこの場合であっても、表裏一体となる。

    労働対価に対する消費と捉えた場合と、

    生産的な未来への投資と捉えた場合で、

    社員が、どのように感じ、どのように育つか?
    この2点を考えただけでも、その差は歴然である。

    一方は、道具として扱われていると感じ

    一方は、人間として扱われていると感じるだろう

    すべての支出を、投資にすることは決して容易なことではないが、
    すべての支出に、投資的な要件を付加することは難しくない。

    そして、この意識の反復継続がいずれ迎える未来に、
    大きな差異をもたらし、しいては

    事業継承の可否に大きな影響をもたらす大きな要因の1つとなる。

    日々存在する支出の1つ1つと

    向かい合い、

    見つめ直すことを、

    今一度、取り組んでみてはいかがだろうか?

    • 2014年9月8日
    • By LRI-Magazine
    • 【一流が一流であるために】 はコメントを受け付けていません
    • in FP・コンサル

    【一流が一流であるために】

    当時、中学生だった私にとって、存在そのものが眩しかった、その人

    1984/2/1に『モニカ』で鮮烈なデビューを果たした当時18歳だった吉川晃司さん

    イベント関係者からのお声掛けで2014/8/24にオリックス劇場で行われた『30th Anniversary LIVE』にお邪魔してきたのだが・・

    ライブが始まるや否や、自分の目を疑ったのはそのステージでのパフォーマンス

    もちろん、第一線で活躍されているので間違っても退化しているはずはないのだが

    想像を遥かに超えるパフォーマンスに加え、内臓の奥底にまで届く歌声

    冒頭にもお伝えしたがデビュー30週年、つまり18才+30年、そう御年49歳

    このライブクオリティは、49才の年齢を一切感じさせないどころか

    むしろ、中学生だった私たちの心を鷲掴みにした、荒削りな若かりし頃より、

    進化している!?

    お声掛けいただいた方から、その理由のうち2つを伺うことが出来た

    ①毎日のウォーキング10km

    ②喉を傷めない発生方法の習得

    学生時代からアスリートであったことは有名な話だが、

    デビューしたあの日以降も継続されているのが、この強靭な身体を維持するトレーニング

    ウォーキング途中に、どこにでもあるような公園にふと立ち寄り、

    鉄棒やベンチを使い、懸垂や腕立てなどで筋肉に高負荷を掛ける日常

    そして今回の『30th Anniversary LIVE』は、これまでに発売された

    49曲のシングルを2日間で歌う過酷なライブ

    体力的な負担は、もちろんだが喉のへの負担は計り知れないものがある

    にも拘らず、2日目だった当日は最初から最後まで変わらぬ歌声

    むしろ、調子が上がったのではないかとも思える歌声を披露していた

    さらに、ライブの代名詞ともいえる『シンバルキック』

    高身長の吉川晃司さんの頭上数十cmにあるシンバルをキック

    中座前と終了前にこのパフォーマンスも余裕で披露している

    『一流が一流であるために』

    天才が誰も真似出来ないことを極める

    そして、

    凡才が誰も真似出来ないくらいまで極める

    決して吉川晃司さんが凡才だとは思わないが、

    誰もが『一流』になれる可能性を秘めている

    と改めて確信した1日だったことをここに遺し

    事業経営に必要な姿勢とリンクさせてみる。

    創業:西暦1560年代、せき女の真心「おせきもち」

    目指せ100年企業!老舗企業・長寿企業の秘訣を企業理念から学ぶ、企業理念研究所

    第五十回「おせきもち」創業:永禄年間(西暦1560年代)

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    鴨川と桂川が合流する低湿地帯となる鳥羽に、羅生門と淀を結ぶ鳥羽街道といわれる街道がある

    時代は江戸時代に遡り、この街道にて、茶屋を設け餅を編笠の裏にならべて、道行く人に食べさせており

    その娘の名が『せき女』であり、真心を込めて作った餅で、旅人を慰め労ったことで大評判となったといわれている

     

    これが、『おせき餅』と名をとどめ、創業450年といわれる『おせきもち』となります

    慶応4年(西暦1868年)には、新政府軍と幕府軍との間での衝突によって、起こった鳥羽・伏見の戦いが

     

    鳥羽街道の小枝橋付近だったことから、この辺り一帯は戦いの場となり、民家が焼き払われる中で

    おせきもちも例外なく、お店を焼失しているが、新撰組の近藤勇なども立ち寄り舌鼓をうったおせきもちは

    昭和7年(西暦1932年)に、京阪国道の敷設とともに現在の地にて、その味とおもてなしを受け継いでいる

     

    方除で有名な城南宮へ立ち寄った際はもとより、京都南インター南すぐの立地を通る際は、一度はお立ち寄り頂き

    白い餅の上に粒あんを載せた素朴な菓子に込められた『せき女』の真心が伝わるおもてなし感じて頂きたい

    目指せ100年企業!第五十回「おせきもち」

    http://osekimochi.jp/

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    創業:西暦1560年、御鋳物師からの成長「鍋屋バイテック株式会社」

    目指せ100年企業!老舗企業・長寿企業の秘訣を企業理念から学ぶ、企業理念研究所

    第四十九回「鍋屋バイテック株式会社」創業:永禄3年(西暦1560年)

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    永禄3年(西暦1560年)、織田信長が桶狭間の戦いに勝利し、新しい英雄として歴史の表舞台に登場した

    同年、織田信長の家臣で後に信孝に仕えた岡本太郎右衛門尉が岐阜市金屋町1丁目にて鋳造業を始めたのが創業となる

    寛延2年(西暦1749年)、岡本太右衛門が朝廷より御鋳物師免状を授かり、京都御所へ灯篭を献上した際に「鍋屋」の称号を与えらる

    高度な知識と技術を身につけ、鍋、釜、燈籠、鐘などの鋳物をつくり公認の匠の屋号となった「鍋屋」は、茶釜を千利休に納めている

    昭和15年(西暦1940年)、電動機器メーカーとして、鍋屋工業株式会社を設立

     

     

    昭和47年(西暦1972年)、近代化に乗り遅れ業態変換と直面していた伝統企業は、商社に務めていた前社長:岡本太一氏に経営を託した

    老舗の考えを一新させる経営方針を打ち出す一方で、老舗の技術を最大限に活かす鋳物職人の匠の技をハイテク部品の開発に融合させ、"伝統"と"最先端"の共存による新たな市場が構築された

    平成13年(西暦2001年)、現在の鍋屋バイテック株式会社へと社名変更し

    平成19年(西暦2007年)、岡本太一氏が代表権のない会長に退き、創業来はじめてとなる岡本家以外からの代表取締役 金田光雄氏が誕生した

    創業から450年を超える老舗企業だが、比類なき水準で常に新しいことに取り組む姿勢は、大きな特徴だといえる

    「寿司バーコンセプト」と名付けられた多品種微量の生産体制もそのひとつで、1個単位の少量から受注し、すし職人のように素早く対応し14時までの注文については当日出荷も実現させている

    時代にあわせながら幾度となく自社商品を変えてきた鍋屋バイテック株式会社

    多品種少量ではなく多品種微量

    「顧客志向」

    「自然環境との共生」

    「地域社会への貢献」

    を企業理念に掲げ、歴史と伝統を共存させながら、未踏の企業像を具現化して頂きたい次第です

    目指せ100年企業!第四十九回「鍋屋バイテック株式会社」

    http://www.nbk1560.com/

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    創業:西暦1550年、勢州日永の地「株式会社なが餅笹井屋」

    目指せ100年企業!老舗企業・長寿企業の秘訣を企業理念から学ぶ、企業理念研究所

    第四十八回「株式会社なが餅笹井屋」創業:天文19年(西暦1550年)

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    天文19年(西暦1550年)、時は戦国時代へと遡る

    勢州日永の里にて初代彦兵衛が、街道をにぎわす評判の銘菓を販売していました

    その銘菓は、勢州日永の地にちなんで「永餅」と呼ばれていた

    三十六万石の太守であった藤堂高虎公も足軽の頃、永餅の美味に感動し、武運のながき餅を食うは幸先よしと大いに喜んだと伝えられている

    さらりとした小豆餡を、白い搗き餅でくるんで、平たく長くのばし、両面を焼き上げる「永餅」

    日永の餅、長餅、笹餅、牛の舌などと名を変えながら、今日の「なが餅へと至っている

    レスリングの吉田沙保里さんが、テレビ番組で試合前に食べている「なが餅」を紹介したことでも有名な三重県四日市市の名物

    創業以来、頑なに守り続けた伝統の味であるなが餅一筋に歩んだ老舗のこだわり

    その精神は創業当初にまで遡る

    若かりし藤堂高虎公と落合孫作が津の海岸で談合した将来の夢を、後年に叶えた高虎公が孫作を家老に迎えた友情に由来する

    初代彦兵衛の想いが受け継がれる、四日市名物永餅「なが餅笹井屋」、戦国武人の友情を味わってみてはいかがだろうか?

    目指せ100年企業!第四十七回「株式会社美濃屋吉兵衛商店」

    http://www.nagamochi.co.jp/

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